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【別府地獄めぐり】日本が誇る名泉“別府温泉”の歴史ある源泉。多種多様な7つの地獄を撮る。

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こんにちは。Nan0です。

今回は、九州の名泉“別府温泉”の名物である「別府地獄めぐり」を体験してきました。

個性的な7つの地獄、撮るぞ〜〜!

Let’s take the best shot!

Nan0
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「別府地獄めぐり」とは

「別府地獄めぐり」とは、別府温泉にたくさんある、奇観を呈する自然湧出の源泉、通称「地獄」を巡る観光コースのことです。

「地獄」という名は、昔から噴気・熱泥・熱湯などが噴出し、近寄ることもできない忌み嫌われた土地であることから付けられたと言われています。

説明を見て、奇観を呈するって…どういうこと!?と思いましたが、実際に行ってみて「こういうことか…!」と納得しました。

別府地獄めぐり

所在地:大分県別府市鉄輪559-1 (海地獄)

アクセス:九州自動車道 別府ICから車で約5分

公式HP:別府地獄めぐり公式サイト(別府地獄組合) (beppu-jigoku.com)

別府温泉の“地獄”はたくさんあるのですが、その中でも有名なのは「別府地獄組合」に加入している『海地獄』『鬼石坊主地獄』『かまど地獄』『鬼山地獄』『白池地獄』『血の池地獄』『龍巻地獄』の7つです。

どうやって巡る?所要時間は?

7つの地獄をすべて巡る所要時間は2時間~2時間半くらいとされています。

各地獄は大体固まったエリアに点在しているのですが、大きく分けて2つのエリアに分けられます。

エリアA(5地獄):海地獄、鬼石坊主地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄

エリアB(2地獄):血の池地獄、龍巻地獄

そのため、Aを巡ってからBへ、Bを巡ってからAへというようにまとめて巡るのが効率的かと思います。

おススメのスタート地は『海地獄』です。理由は、車で巡る場合の無料駐車場が一番広いことと、エリアAの近くにある5つの地獄をスムーズに巡りやすいことです。

各地獄にスタンプラリーが設置されていますので、ぜひ利用してみてください。どの地獄からスタートしても問題ありません。各場所でスタンプラリーの台紙を手に入れることができます。

料金はいくら?チケットはどこで買う?

7か所すべて入場できる「共通観覧券」は、大人:2,200円/人 で購入することができます。どの地獄でも買うことができますので、最初に入る地獄の受付で購入してください。

数か所だけ回りたい場合は、各地獄1か所あたり400円の観覧料が必要です。6か所以上回るぞ!という方は共通観覧券の購入がお得ですね。

時間がなくて7つ全部巡れない…!そんな場合は?

7つ全部巡りたいけど、時間がなくて難しい…!という方もいるかと思います。そんな方に、3パターンの方法をご提案します!

パターン1
地獄めぐりを2日間に分ける!

なんと先述した共通観覧券は、購入した日とその翌日の2日間利用できるんです!

券を購入した日にできるだけ巡り、行けなかった地獄は翌日に…!ということができちゃいます。ただ、各地獄への入場は1回しかできませんので、2日連続で同じ地獄には入れない点は注意しましょう。

パターン2
国指定の名勝4つのみ巡る!

7つの地獄のうち『海地獄』『白池地獄』『血の池地獄』『龍巻地獄』の4つは“別府の地獄”として、国の名勝に指定されています。下記で紹介しますが、特に見ごたえたっぷりですので、この4つに絞って巡ってみるのもいいかもしれません。

パターン3
エリアBの2つの地獄のみ巡る!

エリアBの『血の池地獄』『龍巻地獄』の2つの地獄は同じエリアにあり巡りやすいことに加え、どちらもかなり特徴的です。時間がなく、他の観光にも時間を割きたいという場合は、エリアBのみでも、地獄めぐりの良さを堪能できると思います。

7つの“地獄”について

ここからは、各地獄7つのそれぞれの特徴を紹介していきます!ぜひ行ってみたい地獄をみつけてみてください。

➀海地獄(うみじごく)

コバルトブルーの色が素敵ですね。こう見ると一見“地獄”という名とは程遠く感じますが、200mの深さからぐつぐつ湧いており、その湯温は98℃だそう。ひえぇ…!

卵をこの青い湯に浸けて茹でた温泉卵が名物のようです。お土産にぜひいかがでしょうか。

②鬼石坊主地獄(おにいしぼうずじごく)

鬼石坊主地獄は、そこらかしこで熱い泥が吹き上げ、坊主の頭のように膨れることから名前が付いた地獄だそうです。

たしかにじょりじょりした坊主頭を思わせます…!触りたくなりますが、こちらも湯温は99℃もあり高温ですので止めておきましょう。笑

③かまど地獄(かまどじごく)

かまどの上に乗っている鬼が特徴的なこちらの地獄は、『かまど地獄』。

以前、八幡竈門神社の大祭で神前に供えるご飯を炊いていたことから「かまど」の名が付いたとされています。

八幡竈門神社は、漫画・アニメ「鬼滅の刃」の主人公の竈門炭治郎と同じ名前であり、神社の伝説でも「夜が明けると鬼が逃げ出す」という共通点があることから、聖地として注目されているそうです。

④鬼山地獄(おにやまじごく)

鬼山地獄で特徴的なのは、湯温を利用してその敷地に広大なワニ園が整備されているところです。別名ワニ地獄とも呼ばれています。

おぉ…本物のワニ…!こんな感じでたくさんのワニを見ることができますよ!

⑤白池地獄(しらいけじごく)

こちらは白濁した湯色が特徴の白池地獄。湯の成分から、噴出時は透明だが、外気に触れて湯温が下がると白く濁るんだそう。面白いですね。

⑥血の池地獄(ちのいけじごく)

こちらは聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。真っ赤な湯色が特徴の、血の池地獄です。私もこの名前だけは知っていました。

その名の通り酸化鉄などの影響で朱色に染まっており、これぞ奇観を呈する…最も地獄らしい地獄と言えるのではないでしょうか。

⑦龍巻地獄(たつまきじごく)

最後は一風変わった地獄になります。『龍巻地獄』の案内に沿って行ってみると、「あれ?温泉ないぞ?」となるのですが、じつはこれ、間欠泉なんです。

間欠泉とは、一定周期で水蒸気や熱湯を噴出する温泉のことです。降水量によって変化するそうですが、『龍巻地獄』は30~40分おきに噴出するそうで、タイミングが合えば見ることができます。

スタッフの方々が時間を案内してくれていますので、チャンスを逃さないように気を付けましょう!

おわりに

いかがでしたでしょうか。別府温泉は全国でも非常に有名な温泉ですが、その魅力の一つがこの「別府地獄めぐり」です。

「温泉は入るもの」と思っていましたが、実際に特徴的な“地獄”を巡ってみて、「こんな楽しみ方もあるのか…!」と、驚きました。

他の温泉地とは一味違った楽しみ方ができるのがとっても魅力的ですね。

みなさんも、摩訶不思議な“地獄”を巡り、ぜひお気に入りの“地獄”を探してみてくださいね!

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Nan0
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旅行×カメラ ゆるゆる旅ブロガー
神奈川県在住の20代会社員 おでかけ大好き、カメラ大好き。 場所を撮るのも人を撮るのも大好き。 このブログでは、旅先やレジャー施設での体験を、自身で撮影した写真とともにご紹介しています。
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